2022年11月末、大手海外取引所Binanceが日本国内ユーザーの利用停止措置をとり、2023年6月末にはOKXも日本に居住するユーザーの利用を停止しました。
(´・ω・) 次はどこが利用停止に?海外取引所で運用してる資金、国内取引所に移そうかな?
このように不安を感じている方もいるでしょう。
海外取引所を利用する理由の1つとして、ステーブルコインUSDT・USDC等の運用がしやすいというメリットがあります。しかし不安を抱えたままの資産運用は、精神衛生上よくないので・・・
(*’ω’*)σ 国内取引所でも運用できるステーブルコインがあれば、分散運用してみよう!
ということで今回は、国内取引所で購入・運用ができるステーブルコインDAI(ダイ)についてまとめます。
▼ 現在のDAI価格
1DAI=1ドル相当の価格を維持する設計となっているため、円安対策の資産としても活用できます。
暗号資産”DAI”の特徴・概要
DAIがどのような通貨なのか、基本情報と価格維持の仕組みについて簡単に解説します。
(*’ω’*)σ 大切な資産を運用するからには、どのような銘柄か把握しておいた方が安心ですよね。
▼ DAI 基本情報
名称 | ダイ |
ティッカーシンボル | DAI |
トークン規格 | ERC-20 |
コントラクトアドレス | 0x6B175474E89094C44Da98b954EedeAC495271d0F(Etherscan) |
対応ウォレット | MetaMask・Trust Wallet・Ledgerなど |
発行開始 | 2019年11月 |
管理組織 | MakerDAO |
提唱者 | Rune Christensen |
世界中で様々なステーブルコインが発行されていますが、DAIは多くのサービスで利用される代表的なステーブルコインの1つです。DeFi(分散型金融)やブロックチェーンゲームなど多様なサービスに採用されており、ステーブルコインとしてのシェアはTOP5に入ります。
(*’ω’*)σ 今後さらにDAIを採用したサービスやプロジェクトが増えていくと予測されます。
米ドル連動型のステーブルコイン
DAIは、1 DAI=1 USドルで推移するように設計された、米ドル連動型ステーブルコインです。
価格の維持は他の暗号資産を担保とすることで可能になっており、ステーブルコインの分類でいうと「暗号資産担保型」に入ります。
▼ 【参考】ステーブルコイン分類
法定通貨担保型 USDT・USDC等 | 🔹米ドルや円など法定通貨により価値が担保される 🔹発行体が十分な裏付け資産を保有している事により、暗号通貨が法定通貨と等価な価値 を持つと認知される仕組み |
暗号資産担保型 DAI・sUSD等 | 🔹他の銘柄の暗号資産により価値が担保される 🔹暗号資産はボラリティが大きいので「過剰担保」を導入する事が一般的 (担保となる銘柄が下落した場合の担保割れを防ぐため) |
アルゴリズム型 FRAX・MIM等 | 🔹価値の裏付けとなる担保は無く、アルゴリズムにより価格調整される 🔹市場の需給をコントロールする事で価格を一定に保つタイプ |
コモディティ型 PAXG・ZPG等 | 🔹金や原油などの現物資産(コモディティ)により価値が担保される 🔹発行体は対象となる現物資産を保有し、暗号通貨に等価の価値があると認知される |
ステーブルコインの代表格USDTとDAIの違いは、価値の裏付けとなる資産が法定通貨ではなく暗号資産であるという点です。
ここで1つ、疑問が生まれるかと思います。
(´・ω・) 価格変動の大きい暗号資産を担保にして、DAIの価格が1USDに調整できるものなの?
結論を言うと可能です。DAIはいくつかの方法や仕組みを用いて1USドルの価値を保っています。
複数担保型(Multi-Collateral)を採用
※以下はDAIの設計上の話になります。国内取引所で購入の際は、日本円で簡単に購入する事が可能です。
DAI発行当初はイーサリアム(ETH)のみが担保として利用できる暗号資産でしたが、2019年11月から複数の資産を担保とすることができる「複数担保型(Multi-Collateral)」に移行しました。
▼ DAIの担保に利用できる銘柄(一例)
- イーサリアム(Ethereum/ETH)
- ポリゴン(Polygon/MATIC)
- チェーンリンク(Chainlink/LINK)
- ユニスワップ(Uniswap/UNI)
- ラップドビットコイン(Wrapped Bitcoin/WBTC)
これら代表的な銘柄の他にも、DAIの担保として用いることが可能な通貨は複数あります。
(*’ω’*)σ これにより、ETH暴落時にDAIも暴落してしまうようなリスク回避が可能になりました。
分散型自立組織”Maker DAO”が管理
DAIは分散型自立組織”Maker DAO”が管理しており、中央集権的な管理組織は存在しません。「担保付債務ポジション(Collateralized Debt Positions/CDP)」と呼ばれるスマートコントラクトにより通貨発行や価格調整が自動化されています。
(※スマートコントラクトとは、プログラミングにより処理を自動化するシステム)
さらに担保の払戻しには等価のDAIを支払う必要があり、CDPがプログラム通り正確に処理する事で価格維持を強固にしています。
(*’ω’*)σ 中央集権型の発行元による不正や汚職などのリスクを軽減する事が可能になっています。
さらにDAIの特徴として「個人で発行できる仕組み」があります。OasisというDeFiプラットフォームにMetaMaskを接続し、担保となる通貨を預け入れる事で個人でも簡単にDAIを発行する事が可能です。
(*’ω’*)σ OasisもMaker DAOに管理されており、DAIは発行から管理の全てが非中央集権型です。
DAIがどのような銘柄なのか簡単に説明してきましたが、実際に価格が1USドルに保たれているのか、チャートを見てみましょう。
▼ DAI価格
結構変動しているように見えますが、価格のメモリが細かいだけで、実際にはほぼ1USドル付近をキープしています。大きく変動した場合でも±1%程度にとどまり、DAIと同様米ドルに連動したステーブルコインTerraUSD暴落(いわゆる”テラショック”)の混乱の中でも、DAIは1USドルをキープし続けました。
(*’ω’*)σ 過剰担保・複数担保型・CDPによりDAIの価格は維持されているのです。
DAI(ダイ)の将来性
ステーブルコインの市場規模は年々拡大しており、2025年には1兆ドルの市場に成長する見通しが想定される成長産業です。
- ステーブルコインを自己資産の選択肢として取り入れる人が増えてきている
- 多くのプロジェクトやDappsの開発が進んでおり、今後も需要は増加の見通し
このような状況下において2023.7.8現在、DAIはUSDT・USDC・BUSDに次いで時価総額4位につけており、多くのアプリやサービスに採用されています。
(*’ω’*)σ MakerDAOによるとDAIの採用先は既に400以上、日々開発が進んでいて、将来性は◎
DAIを購入できる国内取引所①|GMOコイン
GMOコインでDAIを購入する際の取引ルールと、利用できる運用プランを解説します。
▼ GMOコイン取引所 DAI取引ルール
最小注文数 | 1 DAI |
最小注文単位 | 1 DAI |
手数料 | Maker/-0.01% Taker/0.05% |
注文タイプ | 成行・指値(Post-Only機能あり)・逆指値 |
送金手数料 | 無料(最小1,000 DAI~/全額送金の場合は1,000 DAI以下でも可能) |
GMOコインでは、メイカー注文で約定すればマイナス手数料で購入できるというメリットがあります。
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✅最短10分で口座開設・初心者でも使いやすい取引所
✅豊富な資産運用プロダクト/放置系投資も簡単スタート
いますぐ口座開設するなら >> GMOコインの公式サイトはこちら
GMOコインは、暗号資産運用をするなら持っておきたい口座の1つです。先日規制が強化されたトラベルルール対応としてSygnaシステムを採用しています。
GMOコインでDAIをレンディング
GMOコインでは「貸暗号資産ベーシック」というサービスでDAIの運用が可能です。
貸出プラン | 3ヶ月プラン(年利3%) 1ヶ月プラン(年利1%) |
最小貸出数量 | 1,000 DAI ~(以降100 DAI単位で申込み可能) |
貸出開始日 | 毎月15日(土日祝の場合は翌平日)※受付は24時間365日対応 |
中途解約手数料 | 償還時に受取予定の貸借料の10% 中途解約の場合、貸借料は支払われない |
再貸出設定 | 設定可能(初回と同条件/複利には非対応) |
※人気の通貨は貸出枠が埋まっている場合があり、口座開設をすると申込み画面で確認ができます。
(*’ω’*)σ 日本円の普通預金年利は0.001%なので、DAIの年利3%は夢のある数字ですね。
▼ DAIレンディングはこんな人におすすめ
- 長期的な投資を考ている人
- 円安対策などで当分売る予定の無いDAIを保有している人
- 売買のタイミングを迷ったりせず手堅く運用したい人
DAIは1USドルに連動しているので、円安対策としても有効な銘柄です。
レンディングで運用していれば、あらかじめ決まっている利率の賃借料が手に入り、トレードのように利確のタイミングを迷うことなく繰り返し収益が得られます。
(*’ω’*)σ 収益を元本に乗せて再貸出で数量を増やし、円安時に売却すれば利幅が広がります。
DAIを購入できる国内取引所②|Coincheck
CoincheckでDAIを購入する際の取引ルールと、利用できる運用プランを解説します。
▼ Coincheck取引所 DAI取引ルール
最小注文数 | 1.0 DAI以上 かつ 500円(相当額)以上~ |
最小注文単位 | 1.0 DAI以上 かつ 500円(相当額)以上~ |
取引手数料 | Maker/0.00% Taker/0.00% |
注文タイプ | 指値 |
送金手数料 | 25 DAI |
Coincheckの取引所ではワンコイン500円からDAIの購入が可能で、Taker注文でも手数料ゼロというメリットがあります。
いますぐ口座開設するなら >> Coincheck
▼ Coincheckはこんな取引所
- 電気代を支払うとBTCが還元される「Coincheckでんき」という独自サービス展開
- NFT取引プラットフォーム”Coincheck NFT”が利用できる
初心者向きとして紹介されている事が多いCoincheckですが、暗号資産を身近にするコンテンツが揃っているのが理由の1つです。Coincheckの取引所(板取引)はプロトレーダー向けではありませんが、シンプルな取引画面で使いやすい仕様です。
- Coincheckを利用するメリットを詳しく解説
- ▶ Coincheckで口座開設する3つのメリット|他の取引所と比較した特徴をやさしく解説
先日規制が強化されたトラベルルール対応としては、TRUSTシステムを採用しています。
CoincheckでDAIをレンディング
Coincheckでは「貸暗号資産」というサービスでDAIの運用が可能です。
貸出プラン | 14日間(年利1%) 30日間(年利2%) 90日間(年利3%) |
最小貸出数量 | 10,000相当~(貸出単位は銘柄によって異なる) |
貸出開始日 | 先着順でCoincheck側の貸出枠が空き次第スタート |
中途解約 | 不可 |
再貸出設定 | 設定可能(初回と同条件/複利には非対応) |
ログイン画面から簡単な操作で貸出申請が可能です。
年利についてはGMOコインの「貸暗号資産ベーシック」と大差ありませんが、その他仕様の比較を記載しておくので、ご自身の運用スタイルに合う方を選択すると良いでしょう。
▼ GMOコイン貸暗号資産との比較
- メリット
🔹10,000円相当~の小額運用が可能(GMOコインは14万円程度~)
🔹14日間の短期プランは気軽に利用しやすい(GMOコインは1ヶ月~) - デメリット
🔹貸出枠が埋まっていることがあり、なかなかスタートしない場合がある
(GMOコインは毎月15日スタートで分かりやすい)
🔹中途解約ができない(GMOコインは途中解約可/手数料有)
DAI年利10%運用が可能なプラットフォーム
レンディング専門プラットフォームのBitLendingでは、DAIを年利10%で運用する事が可能です。
貸出プラン | 1ヶ月~(年利10%) 1ヶ月以降はいつでも償還可能 |
最小貸出数量 | 200 DAI~ |
貸出開始日 | BitLending口座にDAIが着金した翌日からスタート |
中途解約 | スタートから1ヶ月以内は不可 |
再貸出設定 | 毎月自動で複利対応のため、設定無し |
※BitLendingは取引所ではないので、通貨の購入はできません。
(*’ω’*)σ GMOコインでDAIを購入すれば、手数料無料でBitLendingに送金できます。
▼ BitLendingのメリット・デメリット
- メリット
🔹小額(200DAI=約29,000円)から年利10%で運用できる
🔹スタートから1ヶ月以降はいつでも償還可能で、毎月自動で複利対応
🔹レンディング専門サービスの為、貸出枠の空き待ち無しで今すぐ利用できる - デメリット
🔹取引所から送金する一手間がある
BitLendingではDAIの他にも、BTC・ETH・USDT・USDCのレンディングが利用できます。
利率の高さで注目を集めているサービスですが、「小額から・1ヶ月から・今すぐに」というストレスの無い使用感も人気の理由です。
- BitLendingの詳細はこちらから
- ▶ BitLending(ビットレンディング)年利8~10%の不労所得|ビットコイン0.01BTC(約4万円)から始める簡単投資法
今回は「国内取引所で完結できるステーブルコイン運用」としてDAIについてまとめました。
(*’ω’*)σ 相次ぐ海外取引所の利用停止に不安を感じる方は、注目のステーブルコインです。
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