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GMOコインで平均取得単価を計算する方法|手順をフル画像で解説【評価損益・損益率も簡単】

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現在自分が持っている暗号資産は、平均いくらで手に入れたのか?どれくらいの利益が出ているか?

積立購入・ステーキングやレンディング・ブロックチェーンゲームなど、小額で小刻みに貯めているとわからなくなりますよね。このような場合は、自分で簡易的に計算する方法があるのでご紹介します。

▼ よく使われる計算方法

  •  取引所の取引レポートをダウンロードしてExcelで表計算
      ↳ 今回メインで紹介する方法
  •  損益計算ツールを利用して計算
      ↳ どうしてもExcelが苦手な場合はツールの助けを借りる方法

今回は、自分で計算する際のExcel操作手順をスクショ満載で解説します。損益計算ツールは、記事の最後で少しだけ紹介しています。

(*’ω’*)σ 意外と損している場合もあります。損益を把握すれば、運用スタイルの見直しも可能。

本記事では、「平均いくらで買っているか?いくら儲かっているか?何%アップしているか?」等の計算方法を解説します。(平均取得単価・評価損益率・評価額・評価損益がわかります)

Excelの扱いに慣れていない方にも分かるように、かなり基本的な操作も記載しています。慣れている方にとってはしつこい内容かもしれませんが、ご容赦ください。

GMOコインの画面で解説していきますが、基本的な作業はどこの取引所でも同じ流れです。一度手考え方を理解すれば応用できる方法となっています。

(*’ω’*)σ 確定申告の損益計算にもつながる作業です。サクッとマスターしていきましょう。

GMOコインで取引レポートをダウンロード

まずはGMOコインにアクセスし、ご自身のアカウント画面にログインします。

(*’ω’*)σ レポートを加工する必要があるので、PCでアクセスしてください。

▼ 手順画像 1

①「明細」の右側の+マークでタブを開き ➡ ②「CVS」をクリック

▼ 手順画像 2

③「CSVを作成」をクリック

  •  データの作成には数分かかる
  •  作成が完了するとGMOコインからメールでお知らせが来る
  •  作成完了後に再度アクセスすると表記が「ダウンロード」になっている

ダウンロードしたらファイルを開いて、作業開始です。

ダウンロードした取引レポートを加工

取引レポートの加工とは、計算式を入力する前にデータを整理する作業です。

(*’ω’*)σ Excelの画面で説明します。Macの方はスプレッドシートに貼りつけて作業して下さい。

まずダウンロードした取引レポートのデータを開きます。

▼ 手順画像 1

※画像は分かりやすいように色付けしてあります。

初めは全てのデータが羅列された状態ですが、平均取得単価等の計算に必要な項目は…

「日時」「銘柄名」「売買区分」「約定数量」「注文手数料」「授受区分」「数量」の7項目

▼ 手順画像 2

必要な項目以外を削除していきます。

①不要な項目列のアルファベット部分で「右クリック」 ➡ ①´「削除」

(*’ω’*)σ この作業を繰り返して必要な7項目だけ残します。データが扱いやすくなります。

▼ 手順画像 3

②必要な7項目だけ残してスッキリした状態

▼ 手順画像 4

次にデータの抽出(※表示したい内容を絞り込む事)ができるようにフィルターをかけます。

③「日時」のセルをクリック ➡ ④「データ」のタブをクリック ➡ ⑤「フィルター」をクリック

フィルターが表示されるので、分析したい銘柄(今回はXRP)を抽出します。

※尚、実際の取引データはエグいので一部デモデータにて解説します。

▼ 手順画像 5

⑥銘柄名の右側「🔽印をクリック」 ➡ ⑦XRPのチェックだけ残す ➡ ⑧「OK」

(*’ω’*)σ これで、XRPの取引に関するデータだけに絞り込むことができました。

▼ 手順画像 6

今回は平均取得単価等の計算なので「取得に関わる取引データ」に絞り込んでいきます。

⑨売買区分の右側「🔽印をクリック」 ➡ ⑩「買い」「空白」のチェックだけ残して他は外す ➡ ⑪「OK」

空白セルが無い人は「買」だけ✅すればOKです。

(*’ω’*)σ これで「売のデータ」が除外されたので「取得に関わるデータ」が残ります。

▼ 手順画像 7

手順画像6で空白セルがあった方は、さらに絞込みをします。

⑫授受区分の右側「🔽印をクリック」 ➡ ⑬「預入」「空白」のチェックだけ残して他は外す ➡ ⑭「OK」

(*’ω’*)σ これで「送付のデータ」が除外されたので、「取得に関わるデータ」に絞込み完了です。

区分の項目は運用履歴によって様々で、以下の内容になっています。

  •  「買い」 販売所や取引所で手動購入した履歴
  •  「買い(積立)」 自動で積立購入した履歴
  •  「売り」 販売所や取引所で売却した履歴
  •  「預入」 他の取引所・プラットフォーム等、外部から暗号通貨を預入れした履歴
  •  「送付」 GMOコインから外部へ送金した履歴
  •  「入金」 日本円を入金した履歴
  •  「手数料」 入手金等にかかった手数料の履歴

今回は売買履歴の取得平均単価を計算するので「取得」に関する取引種別だけを残します。

(*’ω’*)σ ちなみにMove to Earnや、Faucetサイトからの通貨入金は「預入」に区分されます。

▼ 手順画像 8

計算結果を表示する項目を記入します。どこに書いても良いのですが、データの最後尾から3行ほど開けた所に5つの項目を記入します。

⑬「XRP現在価格」「平均取得単価」「評価損益率」「評価額」「評価損益」を順に入力

少し聞き慣れない用語が続くので簡単に解説しておきます。

  •  評価損益率
      現在価格と取得単価の比率を表す数値。買値と比べた現在の損失状態が分かる。
  •  評価額
      保有資産(XRP)を現在価格に照らし合わせた数値。時価評価した価額。
  •  評価損益
      保有資産(XRP)の購入時の価格と現在の価格(時価)の差額のこと。

株や投資信託などでも出てくる用語です。今回はリップルの損益を計算していくので、ここで言う「資産」はXRPに置き換えて考えると分かりやすくなります。

(*’ω’*)σ 次はいよいよ、計算式を入力していきます。ゆっくり進めれば大丈夫ですよ!

式を入力して集計作業をする

最初に「約定数量(購入した数量)」「約定金額(購入にかかった日本円)」「預入の数量(外部からの入金等)」の合計をそれぞれ計算します。

(*’ω’*)σ セルに数式を入力する時は、全て半角英数で入力してください。Excelのルールです。

※手数料も計算に含める予定でしたが、わずか数円なので、解説の分かりやすさを優先して今回は省きます。

▼ 手順画像 1

①通貨1数量のデータの末尾の下に「=SUBTOTAL(9,データの先頭セル:データの末尾セル)」と式を入力し、Enterを押すと計算結果が表示される

※全て半角で入力しないと正しく機能しないので注意。
※単純に足すSUM関数ではないので注意。

(*’ω’*)σ 普段Excelを使う機会が無い方もいるかもしれないので、大きく書いて説明します。

関数のSUBTOTALを使う事、集計方法の既定値9までは皆様同じです。合計したいセル範囲は各々違うので、ご自身のデータの「先頭セル」「末尾セル」を入力します。

(*’ω’*)σ 今回の例だと、D列4行目~D列69行目なので「D4:D69」となります。

▼ 手順画像 2

続いて「約定金額」の合計を計算します。先程と同様に…

②約定金額のデータの末尾の下に「=SUBTOTAL(9,データの先頭セル:データの末尾セル)」と式を入力し、Enterを押すと計算結果が表示される

(*’ω’*)σ 今度は、E列4行目~E列69行目なので「E4:E69」となります。

さらに外部からの入金である預入数量も同様の手順で合計値を算出したものが以下の図になります。

▼ 手順画像 3

③「XRP取得数量の合計」④「取得にかかった日本円の合計金額」⑤「外部からの入金」

▼ 外部からの入金を取得数量に含めるかの判断について

  •  他で購入したXRPを資金移動した場合=含めない
  •  Faucetやエアドロップで無料取得した場合=含めても良い
  •  純粋な購入履歴の取得単価を計算したい場合=含めない

今回は日頃の小銭稼ぎの成果も反映した結果を知りたいので、外部からの入金も含めて計算します。

▼ 手順画像 4

⑥XRP現在価格を入力

現在価格は以下のCoinMarketCapウィジェットをご参考下さい。リアルタイムで反映されています。

準備は以上です。少し大変だったかもしれませんが、ここからは簡単にサクッと計算できるのでご安心ください。

平均取得単価

平均取得単価 = 購入に使った総額 ÷ 取得XRPの総量

①平均取得単価の右隣のセルに「=E77/(D77+H77)」と式を入力してEnter

Excelの計算式で、スラッシュ「/」は割る「÷」の役割を果たします。セルの値はご自身のデータに合わせて変更して下さい。

(*’ω’*)σ 外部からの入金を含めない場合は「=E77/D77」だけでOKです。

▼ 計算結果

②平均取得単価59.52315

…ということで、平均して1XRP=約59.52315円で取得したという事が分かりました。

評価損益率

評価損益率 = 現在の1XRP価格 ÷ 平均取得単価

①評価損益率の右隣のセルに「=B79/B80」と式を入力し、Enter

(*’ω’*)σ 現在の1XRP価格【B79セル】÷ 平均取得単価【B80セル】という要領です。

こちらもご自身のデータに合わせてセルの値を変更して入力してください。

式を入力してEnterを押すと小数点表記の数値が表示されますが、計算結果のセルを選択した状態で「%マーク」をクリックすると、簡単にパーセント表示に変えることができます。

▼ 小数点表記から%表記に変更

②「ホームタブ」をクリック ➡ ③「%マーク」をクリック④%表記に変わる

(*’ω’*)σ 評価損益率は119%、現在価格では約2割ほど得をしていることが分かりました。

評価額

評価額 = 購入に使った金額 × 評価損益率

①評価額の右隣のセルに「=E77*B81」と式を入力し、Enter

Excelでアスタリスク「*」は掛ける「×」の役割を果たします。

(*’ω’*)σ 購入に使った金額【E77セル】× 評価損益率【B81セル】という要領です。

こちらもご自身のデータに合わせてセルの値を変更して入力してください。

▼ 金額表記に整える方法

評価額が表示されたセルを選択した状態で…②「ホームタブ」 ➡ ③「通貨を選択」④「小数点表記を調整」⑤「評価額¥115,780円」

(*’ω’*)σ 現在の相場価格では¥115,780円に相当するという事が分かりました。

評価損益

評価損益 = 評価額 - 購入に使った金額

①評価損益の右隣のセルに「=B82-E77」と式を入力し、Enter

Excelで引き算をする際は、マイナス「-」をそのまま使用できます。

(*’ω’*)σ 評価額【B82セル】- 取得にかかった金額【E77セル】という要領です。

こちらもご自身のデータに合わせてセルの値を変更して入力してください。

②評価損益18,565円

現在の評価額だと、18,565円の利益ということです。

(*’ω’*)σ これで一通りの数字が計算できました。少しまとめてみます。

Ripple(XRP)は送金等でよく使うので・・・

  •  すぐに使う予定が無くても下落時に少し買っておく
  •  XRPがもらえるサイトやアプリで普段から小銭を稼ぐ

という活動の結果、なかなか好調な収益となっていることがわかりました。

もしも1XRP=1,000円になったら

今回作った表計算シートで、少し遊んでみます。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! もしも1XRP=1,000円になったら…を妄想してみる。

対SEC裁判の結果次第では爆上げも期待できるという話もあり、1XRP=1,000円になると予測を発信している投資家もいるので、試算してみます。

▼ 現在価格に「1000」と入力

XRP現在価格に「1000」と入力するだけで、一通りの損益が自動計算されます。1XRP=1,000円になると、元資金97,215円が評価額1,633,230円にまで値上がりするという驚きの結果に。

(*’ω’*)σ 実際そんなウマい話は無いでしょうが、少し幸せな妄想ができますね。

▼ Excelで計算表を作成すると…

  •  相場変動に合わせて現在価格の打ち変えをすれば、損益状況が簡単に把握できる
  •  フィルタを使って、期間・通貨・取引種別での絞り込んだシミュレーションも可能
  •  追加取引した場合は、行を挿入して手入力する事も可能

この表の良い所は、必要な情報を得るためにカスタムできる点です。一度作れば編集しながら利用することが可能です。しかし積立購入など頻繁に取引している場合は、再度データのダウンロードから作業したほうが楽かもしれません。

(´・ω・) でもなんだかExcelとか苦手…という方には便利なツールを利用する方法もあります。

損益計算ツールを利用する方法

CRYPTACT(クリプタクト)は暗号資産の損益計算ツールです。

一部サービスは有料となりますが、アカウント作成は無料です。無料でお試し利用してみて、本格的に利用したいと思ったら有料サービスに切り替えることも可能です。

(*’ω’*)σ 世界89の取引所と14,000以上の暗号通貨銘柄に対応した損益計算の助っ人ツールです。

公式サイトはこちらから >> 【CRYPTACT(クリプタクト)】

▼ クリプタクトの概要

  •  取引所から取引データをダウンロードして、ファイルをアップロードする簡単仕様
  •  アカウント作成をすると、デモ画面を操作してお試し利用可能(アップロード不要)
  •  グラフが豊富なポートフォリオ機能搭載で、直感的に資産を把握しやすい
  •  APIを使った取引所との自動接続が可能
  •  DeFiやNFTの管理に便利な、ウォレットアドレスによる自動識別も実現

グラフなどで直感的に全体像を把握しやすく表示してくれる機能や、自動接続の機能は、専門サービスならではと言えるでしょう。

▼ クリプタクトのデモ画面

サポートページもかなり充実した内容です。

  •  各取引所からの取引レポート取得方法(海外取引所含め86取引所に対応)
  •  帳簿設定や確定申告に必要な情報の提供
  •  基本的な使い方から、API取得方法やDeFi機能の使い方まで解説

取引所ごとに詳しく説明されており、知りたい情報が網羅されています。

実際に確定申告をする際、損益計算ツールを利用する人は多いようです。早めの準備として一度試してみるのも良いでしょう。

今回はGMOコインから取引レポートをダウンロードして損益計算をする方法をご紹介しました。確定申告にもつながる作業なので、暗号資産投資をするなら理解しておくべき内容です。

(*’ω’*)σ まずは損益の把握から。年間20万円以上の利益がある場合は申告対象となります。

※申告の必要があるにも関わらず無申告の場合は脱税となり、犯罪です。