なんとなく難しそうというイメージでマクロを使ったことが無いという方もいると思いますが、、、イメージだけで挑戦しないなんてもったいないです!もちろん高度な処理には知識が必要になってきますが、入り口はとても簡単です。
ラフにいったほうがうまく進むと思う部分なので、今回はラフ150%増しで説明していきます。
書けなくてもマクロは使える
いやいや書かなくちゃ始まらないでしょ?という所ですが、書かなくても始まっちゃいます。

最初は順番が逆で良い
基礎を学ぶのだから簡単なプログラムを実際に書いてみる所から・・・ではありません。
スタートボタンを押す→Excelでやりたい作業をする→ストップボタンを押す。
これだけでなんと、作業した内容がVBAで標準モジュールに書かれている!という機能があります。これが「マクロの記録」です。書くところから始めなくて大丈夫なんですよ。
作業から始めて、それはVBAで書くとどんな感じかな?でOKなんです。驚きですよね。
そのうち分かるからとにかくいじる
では適当に何か作業してみましょう。この味気ない予定表に新メンバー2名を加えて少し色を付けたりしてみます。開発タブの「マクロの記録」がスタートボタンです。まずここをクリックして・・・マクロ名は適当に「メンバー追加」にしておきます。OKをクリックしたら記録させたい作業を始めましょう!

- 村田さんと西川さんを追加
- 格子状に罫線を追加
- メンバーの名前セルに色を付ける
- 日付セルに色を付ける
- 予定表の文字を大きくする
とりあえずこんなもんでいいか。作業が終わったら「記録終了」がストップボタンです。これで今の作業がExcelに伝わる言葉(=VBA)で伝言板(=標準モジュール)に書き込まれました。

ちょっとした地味な作業ですが、これを12月のシートまで繰り返すのはダルいですよね。そんな雑用をExcelに頼むための言語がVBAです。自分の日本語不自由さは棚に上げて、流暢なVBA話せるようになりたい笑
まぁ話せなくても使えちゃうのが記録マクロの便利な所なので、2月のシートで早速使ってみましょう。開発タブの「マクロ」をクリックします。

ダイアログボックスが開くのでさっき名付けた「メンバー追加」を選んで「実行」をクリック。1秒で村田さんと西川さんが登場して、罫線が引かれて、色がついて、予定表の文字が自己主張します。
今回は記録マクロの話なのでちょっとした作業を例にしていますが、時間をかけている作業を絶対に時短できるのがマクロです。

マクロの記録|記録したマクロの中身をVBAで見る
いよいよ、先程の作業がVBAで表すとどのようなプログラムになっているのか覗いてみます。

開発タブの左端、Visual BasicをクリックするとVBE(伝言板)が起動します。
はい、ポチっとな。
ちょっと何書いてあるか意味わからない
はい~・・・意味分からん!英語でもなく、もちろん絶対に日本語ではない何かがたくさん書いてあります。まぁこれがVBAです。ちなみに画像途中で切れてます。あと倍ぐらい続いてます笑

そのうち分かるからひとまず置いておく
同じ人類同士でも言語が通じない相手がたくさんいるのに、いきなりメカと話せるわけがありません。だからひとまず置いておきましょう。実はこの中には不要な部分もたくさんあって、作業に必須の部分だけをキレイにまとめればかなりすっきりします。挫折しないためにもここは「へ~」ぐらいで流しておきましょう。
基本をきっちり覚えなくても良いと思う
マジメさんほど基本通り慎重に取り組むと思いますが、今回はそういうの省いてもいいかもしれません。初めて英語を学んだ時のように、覚えた単語やフレーズの蓄積で形になっていけば大丈夫です。未知との遭遇ですからね。考えるより感じましょう。

よく分からん単語が多すぎる
メソッドとかオブジェクトとかプロパティとか、初期の段階で定義にこだわると逆に混乱する人も多いと思います。フィーリングと日本語でぐいぐい行きましょう。出川イングリッシュのノリが大切です。
そのうち分かるからやりたい作業を優先してみる
記録マクロでやりたい作業をVBEに書き込ませる→ググって調べる→作業に必要な部分が分かってくる。こんなんで始めはOKです。やってみようという気持ちがあれば大丈夫!

保険はかけておこう
マクロを使っていると、ヤバい!こうなるとは思っていなかった!という事態が発生することもあります。そんな時は保存せず閉じれば前回保存した状態には戻れるんですが、一応カスタムする前にデータのコピーを保存しておくことをお勧めします。安心してやり放題です。Yeah!
VBAで仕事を楽しく|例えば見積りフォーム
効率UPや作業時短はもちろんなのですが、使い方によっては仕事を楽しくしてくれるものでもあります。別記事で実際に私が作ったお仕事ツールを紹介しています。
なんと「超速見積フォーム」です。電話しながらでも片手でマウスクリックするだけで作成できる見積フォームが欲しくて趣味で作りました笑。今では社内のメンバーも使っている楽チンなフォームです。
▶超速見積フォームの記事はこちらから

